いつもの観察会のように、潮が引いたイノーの干潟に出られなくても観察会ができないものかと調査に出かけました。

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岸辺のそばの岩場には、びっしりとヘリトリアオリガイがついていて、

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このあたりに分布する牧港石灰岩(粟石)が柔らかいので削り取られたくぼみの甌穴(おうけつ)の潮溜まりにはたくさんのゴマフニナが生活しており、

岸辺の岩場にはたくさんの小さな穴がたくさん開いていて、いろんな生きものが生活する集合住宅を作っています。

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小さい穴が二つ並んでいるのは岩の中に穴を掘って生活する穿孔貝(せんこうがい)の吹管と吸管(スーパーで見かけるアサリやハマグリの吹管と吸管と同じ)で、大きい穴はカニのなかまの住み家で、小さいひとつの穴はエビの仲間の甲殻類の住み家で~す。

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また、岩の表面には、黄色い渦巻のようなウミウシの仲間の卵が、たくさん産み付けられていました。

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岩をめくるとたくさんの黒っぽいゴカイの仲間のような生き物にも出会いビックリ!

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春の陽気の中に浮かぶどっしりしたカーミージーの姿も雄大でした。

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さらに岸辺を歩くと、海面に沈むことの少ないオハグロガキや

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クロフジツボの集団の姿が見られました。

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カーミージーのそばでは、粟石の採石場の跡もみられますし、

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自然の力が形作った浸食地形のノッチや

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たくさんの甌穴群もみられます。

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また、磯釣り場としても有名なカーミージーの岩場の頂上には国土地理院の三角点もあり、

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カーミージー全体の海も見渡すこともできます。

そんな訳で岸辺を歩くだけで盛り沢山な内容の観察会が可能なことが分かりました。
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by kamijiasobi | 2014-10-30 12:11 | Comments(0)

とてもいい天気に誘われ、久しぶりのカーミージーの海に出かけました。

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散策していて一番目に着いたのは、砂茶わんの多さでした。

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港川小学校の観察会の時期にはあまり出会えず、

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必死に探してやっと見つけることができたのに、不思議ですね。

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今の時期が旬なのかもしれませんね。

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いろんな種類や形に出会い、ビックリ!

新しいカクレクマノミのすむ場所には、もう迷うことなく行きつけるようになりました。

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とても元気よく、指を出すとしっかりかみつきに来ますし、

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1.5cmに成長していて、嬉しい限りでした。

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浅瀬にたくさんの小魚が群れているのを、何人かが投網で捕えているのに出会い、

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見学させてもらうと、イワシのなかまのミジュンだと分かりました。

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骨もやわらかく、刺身にして食べるのがおいしい!そうで~す。

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また、岩場に1cmほどの小さなイソアワモチが動き回っていて、これも旬なのかもしれませんね。

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カーミージーのそばで、

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シュノーケルで魚をついている人にも出会い、

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話を聞くと「外洋の方に行かないと魚はいない!」そうでした。

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残波岬まで見渡せるとても穏やかな秋晴れの海の散策を楽しむことができました。
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by kamijiasobi | 2014-10-22 11:54 | Comments(0)

強風の吹き荒れる中、今日もカーミージーの海に調査に出かけると、NHKでカーミージーの海のすばらしさを紹介してくれたディレクターに出会いました。

放映後、イソギンチャクとカクレクマノミを窃盗団に根こそぎ持ち去られたことをとても気にかけてくれていて、窃盗団を告発するような番組を考えていてカーミージーの海に通ってきていることを話してくれました。

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カーミージーの海の真ん中あたりから南を調査していくと、隠れ根になっている部分を島のように描いていたことが分かり正確な地形図ができたので、海草藻場を緑に前方礁原の岩場を茶色に少し着色してみました。

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こんな風にわかりやすくなる予定で~す。

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カーミージーの海の南端の西洲(いりじま)の方にはサンゴ礁がよく発達していたのを壊してコンテナ基地が作られていて、そこから北の荒れたカーミージーの海が一望できました。

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こんな素晴らしい命豊かな海を埋め立ててしまうなんて、もったいないにもほどがありますね。
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by kamijiasobi | 2014-10-08 11:48 | Comments(0)

パンフレットにのせるカーミージー周辺の地図を詳しくより正確なものにするための調査に出かけました。

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今までにいろんなデータ―を記入してきた地図は、あまり正確なものではないので、今回グーグルの航空写真を使って作成することになりました。

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台風も接近してきているので強風が吹き荒れていますが、

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潮が引いているので足元には海水がないものの、

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外洋では背丈より高い大浪がサンゴ礁のリーフに押し寄せて砕け散っているのが何とも不思議な光景でした。

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また、クージュグムイと言われる潮の引く時に川のように急流になるところや

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滝のようなところも写真に撮っておきました。

ここは毎年、死亡事故が起こっている所ですので、みなさんも十分ご注意下さい。

歩き回って海草藻場と岩礁帯の分布域を正確に把握してきました。

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帰り道に新しく見つけたイソギンチャクとカクレクマノミの姿を見ると疲れも吹き飛びま~す。
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by kamijiasobi | 2014-10-07 11:39 | Comments(0)

ウミホタルの捕獲作戦

ウミホタルを捕まえようと1リットルのペットボトルにエサとおもりを入れやすいように三角形の大きな穴を4個開け、

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エサの匂いがしてウミホタルが食事をするのに出入りできるくらいの穴を熱したドライバーで16個開け、ひもでつるせるようにしました。

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カーミージーの海で捕獲作戦をしようと海岸に出るとたくさんの魚が死んで打ち上げられていてビックリ!

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こんな死んだ魚をウミホタルが食事をしてきれいな海にしてくれるのですね。

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海の中で、ヤコウチュウ(夜光虫)もいっぱいいる海草藻場のところにある岩に
しかけを三個括り付けて

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一晩放置しました。

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翌日潮が引いたころに出かけてみると、三個の仕掛けはどれも流されずに回収できましたが、

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どうみてもウミホタルが入っていないようで残念!

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また、チャレンジしようと思って片付けていると、そばの岩にウミウシの卵を発見し、嬉しくなりました。
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by kamijiasobi | 2014-10-06 11:28 | Comments(0)

だんだんと夜に潮の引きが大きくなる季節になってきました。

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懐中電灯を持って漆黒の夜の海に繰り出した時、夜空に輝く秋~冬の星座とヤコウチュウ(夜光虫)とウミホタル(海蛍)の幻想的な世界は普段の生活では味わうことのできない別世界です。

そこで、ヤコウチュウとウミホタルのことが詳しく知りたくて、図書館やインターネットで調べてみてビックリすることばかりでした。

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ヤコウチュウはきれいな海にすむ植物プランクトンの一種だそうですが、ほかの植物プランクトンを食べるそうで、

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昼間は風に吹き寄せられてトマトジュースのような赤潮になるそうですが、漁業被害もなく、

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直径1mmほどの球形をしており、刺激を受けて発光物質がホタルと同じように体内で光り輝くので、とても鮮やかにピカピカと光るということが分かりました。

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ウミホタルはミジンコのなかまの動物プランクトンで、2~3.5mmほどの大きさで、メスの方が大きく、

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卵で殖えるそうで、

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ルシフェリンとルシフェラーゼ(酵素)の発光物質を体外に放出してひかるため、ヤコウチュウのようにピカピカと光らず、ボォ~!と光るのが特徴だそうです。

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昼間は浅い海の内湾の海底の砂の中にすみ、夜になると活発に活動し、死んだ魚の肉などを食べる海の掃除屋さんだそうです。

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また、旧日本軍が夜の行軍のために乾燥させて粉末にしたウミホタルに水を加えて光を得ようとした記録があると知り、ビックリ!

こうしたヤコウチュウとウミホタルに出会えるように11月から夜のカーミージーの海の観察会を計画しますので、楽しみにしていて下さ~~い。
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by kamijiasobi | 2014-10-03 11:10 | Comments(0)

素晴らしい自然の残るカーミージーの海で楽しく遊びましょう!