3月30日は沖縄では浜下り(はまうり)の日に当たり「浜下り行事」として、女性が海に入って身を清め、健康・長寿を祈るというものです。

那覇市の「風のうた保育園」は毎年泡瀬でこの伝統行事を行ってきたそうですが、今年は近場のカーミージーの海を訪れてくれました。

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天気が良いものの風が少し強めな中、明るくて元気な4歳の女児ばかり16人と3人の先生とスタッフ5人が集まってスタートし、最初に危険な生き物の学習をすると、とても熱心に聞き入り、反応も大きく元気な質問もいっぱい出ていました。

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海に向かうと貝殻が一杯落ちているのを見つけ大喜びし、潮が引いて乾燥を防いで集まっているゴマフニナを紹介されると反応が大きくにぎやかなこと!

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岩場にたくさんあいた穴はカニや二枚貝の住み家で、エサを採ることできれいな沖縄の海を作っていることを説明すると、「へぇ~~!」と驚いたようでした。

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海に入ると、湧き水のせいで冷たくて「ギャ~~!」とひと騒ぎになり、

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少し歩いて温かい沖縄の水になったところでクロナマコに出合い、みんなでさわって「かたい!」「変な紫色の汁を出している!」とひとしきり盛り上がりましたが、

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貝殻を体内に持つタツナミガイにはピンとこなかったのか反応はいまひとつでした。

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モズクを紹介してきれいに洗って口にするのを実演すると、にぎやかにモズクをゲットし、

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お土産にする分を見せてくれたりとみなさんとても嬉しそうで、

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オオイカリナマコが見つかると、元気な手がいっぱい伸びて来て「チクチクする!」と大騒ぎになりました。

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他にも貝の卵の塊の砂茶わんや

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お金として使われたキイロダカラに出合いとても嬉しそうでした。

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大きなブロックに着いたフジツボやオハグロガキ、カサガイ、オニヒザラガイなどはみんな生きていて、満潮の水深2mになるとみんながエサを採ってきれいな海づくりに貢献していることを話すと不思議そうにしていました。

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足元に生えている海草のリュウキュウスガモを束ねて、1~2cmの穴に棲むトゲアナエビ釣りの遊びは、

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「草をちぎられた!」「強く引っ張られた!」と大喜びで楽しみました。

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はしゃぎまわって服が濡れ、風が強くなってきて「寒い~~!」という子が出だしたので早く終わることにした帰り道で、砂もぐりの名人で砂に潜ってヤドカリが通るのを待ち伏せて襲うソデカラッパを見つけ、

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砂もぐりのようすを何回も繰り返して観察し、「じょうずにもぐってる!」「眼だけ出てる!」「もう一回やって!」と大喜びすることができ、「楽しかった!」「また来たい!」と感想を言いながら無事に元気で賑やかな観察会を終えることができました。

みなさん、お疲れさまでした。
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by kamijiasobi | 2017-03-31 16:32 | Comments(0)

下見&海の散策

明日の観察会の下見を兼ねて海の散策にAさんのお孫さんといっしょにカーミージーの海に出かけました。

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今日は天気も良くとても温かく、潮の引きも大きいので、50人ほどの人がアーサー採りや海遊びに繰り出していました。

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いつもとは違うコースを歩いてみると、モズクがたくさん繁殖して、年々北上していることが分かりました。

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お孫さんは前回(2017.3.12、参照)よりも大きなクロナマコを手渡されても我慢できていましたし、

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ニモを見に行く意志を強く持って歩く姿が素晴らしく、そんなお孫さんを見てAさんもとても嬉しそうでした。

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途中で、よそのおじいさんから小さなクモガイをプレゼントされたものも少し怖そうにつかんだり、自分からクロナマコをつかんでも平気になったりして、素晴らしい成長ぶりが見られました。

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ニモ(カクレクマノミ)の住むイソギンチャクに着き、2匹のニモがイソギンチャクの下から顔を出すのを見て、「ニモ!ニモ!ニモ!」と大喜びしていました。

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ここでAさんとはお別れし、いろいろ散策してみると、毒針を持つイモガイがたくさんいてビックリ!

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それがティラジャー(マガキガイ)と同じ生活範囲にいますし、

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外洋性の藻類のケガキノリや

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アオヒトデや

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とても大きなクモガイがいたり、

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珍しくておいしいというミミガイにまで出会ってビックリ!

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最後に、道路工事現場の監督さんに出合って仮設トイレの使用をお願いすると快諾して頂くとともに、「ブログを見ていますよ!」と嬉しいお言葉も頂き、観察会の準備はOK!となりました。
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by kamijiasobi | 2017-03-30 07:10 | Comments(0)

3月26日の観察会

3月26日の観察会は好天ながら北風の強い中、参加者16名とスタッフの3名が集まり、

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危険生物の学習と諸注意の後、海に出かけました。

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潮が引いた岸辺の岩に巻貝のゴマフニナが乾燥を防ぐためにたくさん群れていて、

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潮が満ちるとバラバラになって岩の表面の藻を食べ回ることを説明していると、

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強風で岸に打ち上げられたヨットの帆のようなものを持つカツオノカンムリという珍しいクラゲに出合ってビックリ!

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岸辺の岩場にたくさんあいた穴はカニや二枚貝がたくさん棲んでいて、食事をすることを通じて長い年月をかけて沖縄のきれいな海を作っていることを紹介すると、みなさん驚いていました。

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海に入ると、冬の季節は海藻が繁殖し成長する時期なので、ホンダワラ類、フクロノリ、アーサー、カゴメノリ、カイメンソウなどに出合い、

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天然モズクをその場で見つけてきれいに洗って

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口に入れて楽しむこともできました。

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また、冬が恋の季節の貝殻を体内に持つタツナミガイに出合い、体内の貝殻を指で触っていると、

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タツナミガイの卵塊の「ウミソウメン」にも運よく出会えました。

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また、ナマコ類では堅くて体に砂をまぶし、攻撃に対して紫色の汁を出すクロナマコ、

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チクチクするイカリ状の小骨を持つ2~3mになるオオイカリナマコ、

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柔らかい体に毒を持っていて食べられないニセクロナマコが内臓の白いキュビエ管を出してカニや魚に反撃すること、

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栗色の体に柔らかい小さなとげを持つトゲクリイロナマコなどに出合い、どれも砂や泥の汚れや栄養を取って生きていて、その結果きれいな海を作っていること学びました。

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他にも、きれいな巻貝のクモガイ、

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貝の卵塊で砂と卵を粘液で混ぜて作った砂茶わん、

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よく腕を振るクモヒトデや

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ウニの仲間のナガウニに出合い、楽しく触れ会うことができました。

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大きなブロックに着いたフジツボ、オハグロガキ、カサガイ、オニヒザラガイなどは満潮時の2m位の水深になるとプランクトンを採って食べてきれいな海を作ることを紹介していると

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そばに「モンブランのケーキ」ようなゴカイの仲間のウンコの山がたくさんあり、砂の中の汚れや養分を採って暮らし、きれいな海を作っていることを説明しましたが、沖縄には食事を通じてきれいな海を作っている生きものがたくさんいることに改めてビックリ!

今日の参加者の中に、春休みで神奈川県からお爺ちゃんちに遊びに来たという女の子が二人いて、「逗子の海は汚いのになぜ沖縄の海はきれいの?」という疑問を持って沖縄に来たということでしたので、今日の観察会はとても有意義なものになったようでした。

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最後に、海草藻場で1~2cmの穴に棲む赤いトゲアナエビを海草のリュウキュウスガモで釣り上げようという遊びにチャレンジしてもらいましたが、

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「草を千切られた!」「とても引きが強くてびっくりした!」「本当に釣れるの?」とみんなが楽しいひと時を過ごすことができ、ちょっと寒かったですが、たくさんの生きものたちに出会えた観察会も無事に終わることができました。

みなさん、お疲れさまでした。
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by kamijiasobi | 2017-03-27 08:35 | Comments(0)

カーミージーの海の散策

毎日、カーミージーの海に出かけていますが、今日は胴長を身に着けて海の中の散策に出かけました。

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岩に着いたアーサーを口に含んでみると、濃い緑色をしているもののドロドロ感はなくなり、ゴワゴワした食感になってきており、もう茶色になって枯れだしているところも多くなってきて、今年のアーサーはさっぱりのまま終わりそうで残念です。

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気を取り直して歩いていると、赤い目をしたイワオオギガニや

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ムラサキヒトデなどに出合いました。

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また、冬の季節は恋の季節だけにタツナミガイのペアの交接や

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ウミウシの仲間のミドリチドリガイのペア、

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イソギンチャクに棲むイソギンチャクエビのペア(左の大きい方がメス)、

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イソギンチャクに棲むカクレクマノミのペア(手前の方がメス)に出会えました。

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岸辺の潮だまりには貝がはい回った後が凹んでいるのを確認して戻ってきました。
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by kamijiasobi | 2017-03-20 14:13 | Comments(0)

昨日の雨が嘘のように上がり、朝からよく晴れてポカポカ陽気の中、アーサー摘みの参加者26名とスタッフ4名が集まり、

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いつものように危険な生きものの説明や諸注意の後、海に向かいました。

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海に入ると海の中ではやはり冬の季節が進んでいて目指すアーサーだけでなく、パンフレットに載っている海藻のほとんどが姿を見せていましたし、

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嬉しいことにモズクまで採れてみなさん大喜び!

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足元には細長いヨウジウオやモンダルマカレイまで姿を見せ、ビックリ!

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また、海の掃除屋さんのクロナマコ(左)、ニセクロナマコなどにであい、触れてその違いも確かめてもらい、

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小さな穴に棲むトゲアナエビ釣りも楽しんでもらいました。

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この日、今までナマコが怖くて触ることができなかった子が、ついに触ることがてきました!すごいですね。

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例年に比べると少ないものの岩場に生えたアーサー摘みをスタートすると、みなさんとても熱心に収穫していました。

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「摘むは安し、掃除が大変!」なので、摘んだアーサーをきれいにしていると、

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風が強くなり出して「寒い!」と訴えるこどもが出だしたので、早めに切り上げることにしました。

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陸では暖かいアーサー汁の準備もOKで、みなさんの冷えた体を温めてもらいました。

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お代わりもたっぷりしてもらい体と心も温かくなり、無事にアーサー摘みを終えることができました。
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by kamijiasobi | 2017-03-13 14:56 | Comments(0)

アーサー摘み

今年最後の2月12日の「アーサー摘み」で提供するアーサー汁の材料を確保しに出かけました。


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大岩に付いて4~5cmに成長したアーサーをハサミで切り取って収穫しました。


潮が引いてあまり時間が経っていないので、しっとりして摘みやすく、岩に着いた根にあたる部分は残すため、また成長していくことができるとてもエコな方法といえます。


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一部のアーサーがもう茶色になり、枯れかけているのも例年より早すぎて心配でした。


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90分間摘んだものを家に持ち帰り、2時間半かけてきれいにし、350gのアーサーが確保できました。


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これだけの手間暇をかけて少ししか採れないので、アーサーが高価な食品だということがよく分かりますね。


アーサーを摘み終わると、潮が満ちて来るまで、干潟を散策してみました。


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採り尽くされた?と思っていたおいしい貝のティラジャーもそこそこ見つかりましたし、


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大きなシャコガイの仲間でハート形をしたシャゴウにキイロダカラのペアがのっていたり、


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5段重ねの砂茶わんや


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ヤドカリたちの日向ぼっこ兼お宿の物件交換所があったり、

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クリミミズアナゴが岩に潜って餌探しをしているのに出合い、

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タツナミガイの死骸に出合い「立浪」形の貝殻を標本に頂きました。


いつ行っても飽きることのない楽しさ一杯のカーミージーの海で~す「







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by kamijiasobi | 2017-03-02 13:48 | Comments(0)

素晴らしい自然の残るカーミージーの海で楽しく遊びましょう!