9月18日の観察会

9月18日は台風一過の好天に恵まれ、


f0338188_01481781.jpg

35名の参加者に5名のスタッフが集まり、いつものように海の危険生物の説明や注意事項を説明し、元気にスタートしました。



f0338188_01502472.jpg
トンネルを抜けてカーミージーの岩場に出たあたりの岩は琉球石灰岩の粟石で、12万年前の海にいた星砂などの有孔虫の集まりなのでとても柔らかく、自然の力でぐるぐる丸く削り取られた甌穴(おうけつ、ポットホール)や

海岸崖を削り取ったノッチの地形がみられる一方、


f0338188_01500919.jpg

大正から昭和の初めころにヒンプンや墓石、門柱や石垣の石材として切り出された石切り場が残されていることを説明しました。



f0338188_01534036.jpg
反対側に移動すると、干潮時に石を切り出し、満潮時に船に乗せて運びだした様子がよく分かる石切り場跡も観察できました。



f0338188_01540905.jpg
そばの大岩にたくさんへばりついたオハグロガキやクロフジツボが、みんな生きているばかりか満潮時になるとプランクトンを食べてきれいな沖縄の海を作ってくれていると説明するとみなさんビックリしていました。



f0338188_01544816.jpg
岩がごろごろと転がった岩場では、一人一回は岩を起して隠れている生きものを探し、元に戻す練習をすると、



f0338188_01550900.jpg
いきなり黒いクモヒトデとオレンジの糸状の体をプファプファして動くミノガイ(右)が出て来てみなさんとても盛り上がりました。



f0338188_01564415.jpg
たくさんの岩をめくるとケブカガニもたくさん見られ、観察後は台風でひっくり返った岩もいっしょに元に戻してもらい、大助かりでした。



f0338188_01571257.jpg
また、岩場にたくさんあいたふたつ穴は岩の中に住みついた二枚貝の吹管と吸管の穴で、


f0338188_01575214.jpg
台風の荒波にもびくともせずに岩にへばりついたたくさんのヘリトリアオリガイとともにきれいな沖縄の海を作る立役者だということを説明するとみなさんビックリしていました。



f0338188_01581782.jpg
このあたりがカーミージーの海で一番危険な場所だ!ということも説明して意識してもらいました。



f0338188_01590578.jpg
帰り道でも、きれいな色のヒメシャコガイ、



f0338188_01595363.jpg
片方のツメが大きく、パチンパチンと打ち鳴らして敵を威嚇し縄張りを主張するテッポウエビ、



f0338188_02000804.jpg
毒針を持つ危険なウミケムシなどにも出会い、楽しい観察会を終えることができました。



f0338188_02002704.jpg
みなさん、お疲れさまでした。


f0338188_02011138.jpg


[PR]
# by kamijiasobi | 2017-09-19 19:03 | Comments(2)

観察会の下見と清掃活動

9月18日の観察会を前にして下見と清掃活動に、Aさん、Mさん、ゆみさん、ばあさんの5人でカーミージーの海に出かけました。


f0338188_23394410.jpg

台風18号の通過後初めての海は台風の影響で5~6mの高波が外洋から打ち寄せとても豪快でしたが、サンゴ礁が自然の防波堤になってくれ、私たちのところまで大波も届かないのがいつも不思議でなりません。


f0338188_23401268.jpg

そんな大波に運ばれて遠い海から大きなヤシの実も海岸に運ばれて来ていました。



また、大波で撹拌された海に入ると海水温がぐんと下がっていたので、白化したサンゴやイソギンチャクにとっては一か月ほどすると褐虫藻が戻って来てくれるのではないかと期待されました。



f0338188_23404058.jpg
三か所ほどのイソギンチャクを見て回ると、白化していた色(2017.9.8、参照)から少しクリーム色に戻ってきていたので、白化現象の回復が早まることが期待され、とても嬉しかったで~す。



f0338188_23411789.jpg
今日の下見のもう一つの目的はAさんが見つけてくれたポンプでトゲアナエビやタマシキゴカイを吸い上げて確保できるかどうかでした。



f0338188_23411447.jpg
AさんやMさん、ゆみさんも私も何度もチャレンジしましたが、砂と海水はある程度吸い上げられるもののトゲアナエビやゴカイを吸い上げることは残念ながらできませんでした。



f0338188_23433522.jpg
海草藻場では生き残った大きなイモガイ、



f0338188_23433873.jpg
クモガイや



f0338188_23434424.jpg
赤ちゃんのクロナマコ、



f0338188_23442622.jpg
イワオウギガニ、



f0338188_23443144.jpg
ヌノメガイ、



f0338188_23453579.jpg
ウミケムシなどに出合うことができました。



f0338188_23460973.jpg
また、いつもの観察会ではみなさんに口頭で危険な場所を説明していますが、自分たちも実際に通ってみてその危険度を実体験してみることにもしました。



ここでお昼ごはんとし、Mさんとはお別れしました。



f0338188_23453579.jpg
その後も岩を起すとウミケムシ、



f0338188_23465323.jpg
たくさんのクモヒトデ、



f0338188_23471434.jpg
カニの仲間、



f0338188_23472953.jpg
ヒザラガイなどに出合い、明日が楽しみで~す。



f0338188_23475667.jpg
カーミージーの岩場の海岸で波遊びをしたり、



f0338188_23480149.jpg
石切り場の岩登りをして楽しんだゆみさんでした。



f0338188_23482711.jpg
最後にトンネルの中にゴミがたくさん吹き溜められているのをみんなでかき集めきれいにし、



f0338188_23483371.jpg
明日の準備OK!で~す。





[PR]
# by kamijiasobi | 2017-09-18 10:36 | Comments(0)

又吉栄喜文庫の創設

浦添市立図書館からTELがあり、詳しくお話をお聞きしました。



f0338188_00104858.jpg
内容は芥川賞作家の又吉栄喜さんの出身が浦添市だということで市立図書館に「又吉栄喜文庫」が創設されることになったそうです。



f0338188_10270392.jpg
そこで、きたる9月30日(土)の9時30分から「又吉栄喜文庫」創設記念パネル展を開催し、10時からも本人のトークショウも計画されているそうですが、彼の作品の中に地元の「カーミージー」のことがでてくるので、このパネル展に「カーミージーの海の生きものたち」のパンフレットを展示し、参加者にも配布したいので50部を提供してほしい、との依頼でした。



f0338188_10264603.jpg
こんな依頼は初めてでビックリ!しましたが、「カーミージーの海で遊び隊」の活動が広く市民のみなさんに知られるようになった影響に感謝し、すぐに50部のパンフレットを届けさせてもらいました。



f0338188_10265091.jpg
又吉栄喜文庫の創設をお祝いし、パネル展の成功をお祈りいたしま~す。






[PR]
# by kamijiasobi | 2017-09-13 21:09 | Comments(0)

その後の白化現象

その後のカーミージーの海の白化現象が心配で、久しぶりの海の散策に出かけました。



f0338188_22553731.jpg

風が強くて水面が波立っていましたが、イソギンチャクに近づくと白い物が目立ってきて白化現象だとすぐにわかります。



f0338188_22555992.jpg

一番目のハタゴイソギンチャクは住んでいたイソギンチャクエビやイソギンチャクモエビの姿も確認できず、残念でなりません!



f0338188_22562003.jpg

二番目のハタゴイソギンチャクはずいぶん大きく成長してきたのが、やせ細っていてビックリ!



f0338188_22565800.jpg

カクレクマノミを探していくと全部で5匹住んでいて、
大きなメスが白化したイソギンチャクから離れて警戒していました。



f0338188_22571932.jpg

三番目のものは移植したものの住民がいなかったのが、赤ちゃんカクレクマノミとイソギンチャクエビが一匹ずつ住みついていてホッとしましたが、立派に白化していました。



f0338188_23144912.jpg
四番目は水深もあり、外洋の干満の潮流が押し寄せるので白化は免れていましたし、



f0338188_23145453.jpg
カクレクマノミが2匹と



f0338188_23145815.jpg
黒っぽい体色のクマノミが一匹住みついていて嬉しくなりました。



f0338188_23155944.jpg
五番目のものも立派に白化していましたが、カクレクマノミが4匹も住みついていて嬉しかったで~す。



f0338188_23162939.jpg
六番目のハタゴイソギンチャクは外洋の干満の潮流が押し寄せるので白化は免れていましたが、他の生きものの姿は見られませんでした。



f0338188_23163447.jpg
七番目は六番目と似た環境なので白化は免れていましたし、かわいいカクレクマノミが一匹住みついていました。




浅場に棲む7体のハタゴイソギンチャクを見て回り、半分以上の4体が白化!という危機的な状況がよく分かりました。



f0338188_23171500.jpg
散策中にも温かい海水に触れる部分が白化したサンゴが「白い輪」になっており、



f0338188_23173461.jpg
外洋性のオレンジ色のカイメンの分布が広がっているのを目にし、



f0338188_23175430.jpg
暑いので岩の下に体を隠したニセクロナマコや



f0338188_23181907.jpg
トゲクリイロナマコ、



f0338188_23184226.jpg
ただのクリイロナマコ、



f0338188_23202313.jpg
かわいい赤ちゃんのクロナマコ、



f0338188_23204040.jpg
手のひらサイズの大きなイソアワモチや



f0338188_23210059.jpg
クモガイのヤングの個体にも出会いました。



f0338188_23212989.jpg
このクモガイのヤングの個体を私の「貝牧場」に放しに行くと、今までいたジャゴウが行方不明でビックリ!




今まで住んでいたところから10m四方をじっくり探して回ると、3m移動している一回り大きくなったジャゴウを発見し、ホッとしました。


f0338188_23220110.jpg
海の中でおにぎりを頬張っていると雨雲が接近してきたので、急いで帰路につきましたが、ヒョウモンヒラムシやカニの食事風景の動画をゲットすることができました。


f0338188_23235353.jpg

いつ行っても楽しいカーミージーの海で~す。







[PR]
# by kamijiasobi | 2017-09-07 22:54 | Comments(0)

ゆんたく広場

9月のゆんたく広場があり、MさんとAさんが集まり、にぎやかにゆんたくを楽しみました。


f0338188_08291158.jpg

最初に「海DO命」(6/25放映)と「OTV取材」(8/20、8/24放映)のビデオを見て、新ルートでの観察会の成功をみんなで喜び合いました。



ゆんたくの内容は、やはり故郷や幼少の頃のことが多くなり、Mさんから北海道、Aさんからは静岡や群馬の話が出て、いい勉強になりました。




続いて、カーミージーの道路工事現場で8月から始まった米軍のドサクサに紛れた基地拡張工事について報告しました。



f0338188_08292803.jpg
高台からの写真で黄色の点が今までの基地のフェンスで赤点が拡張後のもので、水色点が海への侵入を防ぐ新しいフェンスです。



f0338188_08302530.jpg
市の説明によると新しい道路間際にフェンスが張られてしまう予定だったが、将来三角地を駐車場として市が買い取るので、


f0338188_08311640.jpg
赤い点線で新しいフェンスを張ってもらった、と言っていましたが、


f0338188_08314829.jpg
嘉手納基地以南の基地返還が確定している中で米軍の言いなりの基地拡張を許す植民地状態だ!とみなさん憤っていました。


f0338188_08313756.jpg

それも、「不法侵入を防ぐために」新しい水色の点のフェンスを設けて施錠し、米軍と市がそのカギを持ち日常的に閉鎖し、要請があれば開けることができる、ととんでもないことを言い出す始末です。



f0338188_08324510.jpg
これらの費用も日本国の思いやり予算で一日1億円つぎ込まれている!とMさんが憤っていたのが印象的でした。


f0338188_08325543.jpg

また、最近新聞に載った「里浜条例」のことで「よかったですね!」と言われるけれど、カーミージーの半分は埋め立て、軍港まで誘致して自然を破壊するのに「宝の海保全」がどうしてできるのか疑問だ!という意見も出て、今日は時間がないので継続して論議していくことになりました。



f0338188_08341210.jpg

あと日程的なものを再確認して解散しました。



9月18日(月)第85回観察会、12時~14時と

10月7日(土)第86回観察会、14時~16時は新ルートで実施し、



11月5日(日)第87回観察会と

12月3日(日)第88回観察会と

12月30日(土)第89回観察会は夜間で足元が危険なため中止としますので、ご了承下さい。



10月14日(土)第二十四回ゆんたく広場、14時~17時

11月4日(土)第二十五回ゆんたく広場、14時~17時

12月2日(土)第二十六回ゆんたく広場、14時~17時は予定通り実施します。






[PR]
# by kamijiasobi | 2017-09-04 08:27 | Comments(0)

素晴らしい自然の残るカーミージーの海で楽しく遊びましょう!