2015年 02月 23日
第10回目のカーミージーの海の観察会
みんなが集まるまで、危険生物の写真や実物を見てもらい、新しくできた人気の高いパンフレットにも目を通してもらうことができました。
「カーミージーの海で遊び隊」の顧問の銘苅全郎港川自治会長さんは観察会が定着してきている意義や里浜活動の話をして下さり、諸注意をしてから2班に分かれて海に繰り出しました。
家族連れの小学生の活動的な意欲あふれる目によってたくさんの珍しい生き物に出会えた感動的な観察会となりました。
まずは、岸のそばの砂地に、海藻の仲間のチヌマタを見つけ、口に入れてシャキシャキ感を味わった後、
楽しいトゲアナエビ釣りにみんなが夢中になってチャレンジしました。
すると、カーミージーの海で私も初めて見るコブヒトデを見つけてきてくれたり、
足元に肉食で海の掃除屋のイボヨフバイのご夫婦や
岩をめくるとウツボが隠れていて、
みんなでのぞき込みました。
他にも、トゲクリイロナマコ、
クロタイラギに二枚貝と一本のカサノリとオニヒザラガイの赤ちゃんがくっついたもの、
珍しいオオカイカムリの赤ちゃん、
モズクや
キイロダカラ、
クモガイを見つけてみなさん生き生きとしてとても嬉しそうでした。
どんどんいろんなものを見つけるのにビックリしていると、
まだまだ、ムラサメモンガラの死骸、
緑色でダンゴムシのような名前のわからない生きもの、
緑色のフトユビシャコとカニの赤ちゃん、
ウミケムシ、
ヒラムシの赤ちゃんとハゼの仲間とタツナミガイ、
ピンク色をした貝のテングニシの卵のう、
ついには超珍しいオオウミウマとアオリイカの赤ちゃんまで見つけてくれました。
大きく成長した毒針を出すイモガイの仲間は危険生物の学習の効果があって遠巻きに観察している姿がとてもかわいかったです。
「もう時間になりましたので、これで観察会を終わりま~す!」と言っても、珍しい魚のシマウミヘビの若魚を見つけてきてみんなで観察し、とても盛り上がりました。
みなさんの観察力と学習意欲に感謝!の一日でした。