2016年 09月 30日
ニモ大好き!
うちのばぁちゃんは一時間早く出かけ、
海への通路の草刈りをきれいにしてくれていました。
朝比奈さんのお孫さんはお母さん、おばあちゃんを引き連れて、海に入り、「ニモ、ニモ!」と口ずさみながらどんどん歩いていきます。
途中で、朝比奈さんがクロナマコを紹介すると、気持ち悪がって「イヤ、イヤ!」でしたが、
よく歩いてニモに到着すると「ニモ、ニモ!」と連呼して、
白化したイソギンチャクに住む二匹のカクレクマノミを、
自分でしっかり持った箱メガネでよくのぞき込んでいました。
続いて、朝比奈さんが一生懸命にトゲアナエビ釣りを実演してみせるのですが、ボクにはあまり興味がないようなので、もう一か所のカクレクマノミポイントに行くことにしました。
ニモを見られる!ということでその後もよく歩き、8匹のカクレクマノミが棲んでいたイソギンチャクに到着!
嬉しいことにここのイソギンチャクの白化は回復してきていましたが、8匹のカクレクマノミの数は減ってしまったようでした。
それでも、今まで絵本でしか見たことのなかった本物のニモを自分の足で歩いて2か所も見て回り、「ニモ、ニモ!」と口ずさんで大満足のようでした。
帰り道で、朝比奈さんがソデカラッパを見つけると、ハサミを広げて警戒するようすがとても怖かったようで、
大泣きしてしまいました。
すると今まで一生懸命頑張って歩いてきた緊張の糸がぷつんと切れてしまい、おじいちゃんにもたれてぐっすり眠り込んでしまいました。
朝比奈さんはボクを抱っこして安全に帰ることになり、私は下見をしていると今が旬のタマガイ類の卵塊の砂茶わんがたくさん見られました。
珍しい二枚貝のリュウキュウアオイがいて、
今まで見られたアオリイカの卵塊は、すでにみんな孵化してしまったようで、茶色い袋(卵のう)だけが残っていました。
下見をしている間、ばあちゃんが海岸のペットボトルなどをビニール袋いっぱいに集めてくれていました。
これで明日の観察会の準備はOK!で~す。
みなさんお疲れさまでした。