2019年 04月 08日
4月7日の観察会
4月7日の観察会は「浜下り(はまうり)」の行事と重なったため、カーミージー周辺はたくさんの人と車であふれ返っていましたが、「15分前集合」の呼び掛けに答えてくれたみなさんはうまく駐車ができ、
RBCの取材陣や子どもも大人も貝の「コマ回しと笛遊び」をしっかり楽しむことができ、その後海の危険生物や海でのルールを確認して海に向かいました。
岸辺の岩場の一つ穴はカニの住み家で二つ穴は岩の中に二枚貝が住み込んでいることを紹介していると、小さなイソアワモチが現れ、グミのような感触をみんなで楽しみ、これらの生きものが食事をすることを通じて沖縄のきれいな海づくりに貢献していることを知り、ビックリ!
海に入るとゴミの缶コーヒーのあき缶の中から魚のギンポの仲間が出てきてびっくりし、
クロナマコ(左)、ニセクロナマコ(右)、オオイカリナマコなどのナマコ類に出会い、感触の違いや毒のあるなしを知り、みなさん汚れた砂や泥から栄養を摂り、きれいな砂や泥のウンコをしてきれいな沖縄の海を作る役割を果たしていることを知りました。
また、毒針を持つ大きなイモガイにも出会い、びっくり!していると
岩に取り付いて成長したモズクがいくつか見つかり少し口にできたくらいで今年は不作で残念でした。
海草藻場に空いた1~2cmの巣穴にすむ赤いトゲアナエビを周りに生えたリュウキュウスガモの海草を使って「トゲアナエビ釣り」の遊びにチャレンジすると、
エサの海草のリュウキュウスガモを両手のはさみで取りに来るトゲアナエビとのやり取りが面白く、「すごい力で引く!」「草をとられた!」「釣りあげられないのですか?」とみなさん童心に帰ってとても楽しんでいました。
近くの海草藻場にケーキのモンブランのようなゴカイのウンコの山がたくさん見つかり、砂の中の汚れや栄養を摂って生活し、きれいな海づくりに貢献していることを学んでいると
ゼリー状の袋に入ったピンク色の粒がいっぱいのゴカイの卵のうや
オレンジ色のウミウシの卵塊も見つかりとても盛り上がりました。
最後に大きなブロックについたフジツボ、オハグロガキ、カサガイ、オニヒザラガイなどはみんな生きていて干潮時の今はピシッと殻を閉じて乾燥を防ぎ、満潮時にプランクトンを捕食して生活し、きれいな沖縄の海を作ることに貢献していること知り、観察会を無事に終えることができました。
とても楽しかった経験をRBCの取材のインタビューに答えてくれる2組の親子連れや
アーサを自分たちで摘んで帰りたい!というとても積極的なファミリーがさらに残って楽しんでいました。
みなさん、お疲れさまでした。
今回の取材の放送日は5月17日(金)の琉球放送・RBC3chで、海と日本プロジェクト「海DO宝」の番組で10時30分から3分間の放送予定ですので、みなさんぜひご覧下さ~い。