名護市の東海岸で開かれる美ら海自然教室の棘皮(きょくひ)動物講座にAさんといっしょに出かけました。
講座は昼からなので、いつものように午前中に出かけてどこかに寄って行くことにしました。
たいていのところには今迄に寄ってきているので場所選びに困りましたが、Aさんも行ったことがないというGODAC(国際海洋環境情報センター)に立ち寄ってみました。
GODAC(
2018.10.15、参照)ではAさんはペーパークラフトで作ったことのあるという「しんかい6500」に興味を示し、
ダイオウイカの模型の大きさにもびっくりしていましたが、
私は5年もエサを食べなくとも生きているというオオグソクムシが元気にしているのにビックリ!しました。
昼食はいつもの食堂「さらばんじ」の生姜焼き定食が安くてボリュウムたっぷりで大満足しましたが、毎度「さらばんじ」の意味を訪ねてもすぐに忘れているので、「絶好調」だということを教えてもらい、きちんとメモをしておきました。
講座にはふた家族の6人と私たちの2人の参加でしたが、
観察ノートもありとても分かりやすく丁寧に教えてもらいました。
棘皮動物とは、棘(きょく、とげ)・皮(かわ)・動物で、トゲのある皮ふ(かわ)を持った動物ということで、ウニやヒトデ、ナマコの仲間のことを詳しく説明をうけ、
実物も見たり触れたりできてとても分かりやすかったです。
どの生きものも五角形を基本に持っており、ウニの海藻食、ヒトデの肉食、ナマコの藻食や腐食物食といろいろで、
オオイカリナマコのイカリ状の骨片はいつ見ても立派だと思いました。
私たちの観察会でもウニやナマコの仲間は「砂や岩の表面についた有機物を食べる海の掃除屋さんだ!」ということを紹介してきましたが、まだ紹介できていないこともあることが分かりました。
それは管足(かんそく)を持って移動するということで、
普段の観察会ではナマコを手で握ったり、ウニを手のひらにのせると管足を出せない状態だったということです。
水中で自由なウニでは裏返しにしていても数秒で管足をたくさん出して元の姿勢に戻ることや
ニセクロナマコの腹側にはたくさんの管足がありそれで移動したり、小さな寄生貝がついていることで、今後透明プラスチック容器などに入れて観察すると生物観察の幅が広がるのではないかというヒントをもらいました。
ほかにウニをよく食べる魚はハリセンボン、ゴマモンガラ、モンガラカワハギだ!ということや
ナマコの持つサポニンが魚には毒で、いっしょに水槽では飼ってはいけない!ということも知りました。
子どもたちとも交流ができ、とても有意義な講座でした。
ありがとうございました。