10月18日の観察会は道路の渋滞があって全員がそろうのに時間がかかりましたが、参加者31名、スタッフ5名が集まり、
いつものように海の危険生物の説明や海の約束事の話をして海に向かいました。
最初に、岸辺にたくさん落ちている巻貝には全部ヤドカリがすみこんでいることが分かり、ビックリ!
カタツムリのような角の先に目玉を持つ小さなイソアワモチが現れてグミのような感触を確かめ、
岸辺の岩場にあいた一つ穴はカニの住み家で二つ穴は岩の中に二枚貝が住み込んでいて、これらの生きものが食事をすることを通じて沖縄のきれいな海づくりに貢献していることを知りました。
子どもたちはヤドカリやイソアワモチに触れることができ、大喜びでした。
ナマコの仲間では、クロナマコやニセクロナマコに出合い、感触の違いや毒のあるなしを知り、みんな砂や泥から栄養を摂り、きれいな砂や泥のウンコをしてきれいな沖縄の海を作る役割を果たす海の掃除屋さんだ!ということを学習しました。
クロナマコが大好きになった子は、自分で見つけてずっと握りしめ、喜んでくれていました。
ヤドカリを砂潜りの名人技で待ち伏せ、襲って食べる肉食のカニのソデカラッパが見つかり、
砂に潜るかわいいしぐさも何度も楽しむことができました。
二つの目を持ち七つの突起のあるきれいな貝殻を持つクモガイが現れ、
みなさん二本の目玉にビックリ!でした。
海草藻場に空いた1~2cmの巣穴にすむ赤いトゲアナエビを周りに生えたリュウキュウスガモの海草を使って「トゲアナエビ釣り」の遊びにチャレンジすると、
エサの海草のリュウキュウスガモを両手のはさみで取りに来るトゲアナエビとのやり取りが面白く、とても熱心に楽しむことができましたが、
潮が急に満ちてきたので、岸に戻ることにしました。
岸辺にみんながそろうまでに毒を持つケブカガニ(左)とカニの中で一番強い毒を持つというウモレオオギガニの赤ちゃんに出会いました。
帰り道で、肩まで海に浸かりながら、海水浴気分になれたことがとても楽しい思い出になったようで、「楽しかった!」「また来たい!」と感想が出る観察会を無事に終えることができました。
みなさん、お疲れさまでした。