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みなさん、あけましておめでとうございます。今年は辰年ですので、登り龍のように勢いのある年でありたいと思っています。カーミージーの海で出会える「龍」を紹介いたします。この写真は冬の夜の海にイジャイ(冬の夜の潮干狩りのこと)に出かけた時に出会ったタツノオトシゴの仲間のオオウミウマのオスです。温帯の海に住むタツノオトシゴは10cmくらいの大きさですが、沖縄のオオウミウマは30cmにもなる大型種です。どちらにも共通していることはオスがメスから卵を受け取り、オスが面倒を見て親と同じ格好の稚魚を産み落とします。こうすると生存率も高くなり、メスが次の産卵の準備ができることになり効率のいい子孫の残し方といえます。そんなこともあり、「安産のお守り」として和歌山県ではタツノオトシゴの干物がお土産品として売られているくらいです。写真のオオウミウマは水深30cmくらいの海でサンゴの死骸にしっぽを巻き付けているオスで、お腹は卵でパンパンになっています。この時はメスに出会えませんでしたが、メスもそばにいて仲良く過ごし、子孫をしっかり残しているんです。 自然の営みって素晴らしいですね。今年もカーミージーの海の観察会で素晴らしい自然に触れ合えることを楽しみにしていますので、みなさんのご参加をお待ちしております。
# by kamijiasobi | 2024-01-01 00:41 | Comments(0)

12月23日の観察会

12月23日の観察会は今年最後の観察会で、週間天気予報では晴れが確実でした。ところが、急な前線の接近で前日の天気予報が雨に変わりました。当日になり、雨の予報は確実になってきたので残念でしたが、昼前に中止を決定し、みなさんに連絡させて頂きました。今年はコロナによる中止はなくなり、台風と雨天による中止ばかりになったのが特徴でした。 来年度の予定を掲載しますので、みなさんお誘いあわせの上ご参加下さい。
# by kamijiasobi | 2023-12-24 18:07 | Comments(0)

12月9日の観察会

12月9日の観察会は、暖かい穏やかな天候の中、集合時間の22時前に参加者12名とスタッフ2名の計14名が集まり、みんなで海の危険生物や海でのルールを確認して海に向かいました。 最初に、階段を降りてすぐの岩の上にたくさんの巻貝のアマオブネがいてビックリ!!しました。 護岸工事で砂地がなくなってしまい、絶滅したと思っていましたが、少しだけ残った砂地で生き永らえて子孫を残し、夜になって岩についた海藻類を食べに出てきたようで、とても嬉しい発見でした。 また、周りの岩にへばりついた二枚貝のヘリトリアオリガイキバオウギガニの赤ちゃんがいて皆さん驚いたり、喜んだりのスタートでした。 冬の季節になったので、緑色の海藻の仲間も生えだしてきているようすが見られました。 周りにたくさん落ちている巻貝には全部ヤドカリがすみこんでいることが分かり、自然の豊かさにビックリ さらにビックリ!したのは岩の上に手のひら大の大きなイソアワモチがいて、カタツムリのような角の先に黒い目玉を持つ貝殻を脱いだ貝の仲間のグミのような感触をみんなで確かめ、岸辺の岩場にあいた一つ穴はカニの住み家で二つ穴は岩の中に二枚貝が住み込んでいて、これらの生きものが食事をすることを通じて沖縄のきれいな海づくりに貢献していることを知りました。 砂地にいる丸い形のイソギンチャクの群生、サンゴの赤ちゃんにも出会え、ていげえな戸締りのトラフシャコの巣穴をみんなで楽しく観察することもできました。 しばらく歩くと、夜だけにたくさんのナマコ類と出会うことができました。右から順にクロナマコ、ニセクロナマコ、トゲクリイロナマコ、チズナマコ、フタスジナマコ、クロナマコ、と下側に蛇のように長いオオイカリマナコの六種類でした。 それぞれに感触の違いや毒のあるなしがあり、白い内臓のキュビエ管を出して攻撃するものがいたりするものの、ナマコの仲間はみんな砂や泥から栄養を摂り、きれいな砂や泥のウンコをしてきれいな沖縄の海を作る役割を果たしていることを学習しました。 他にも、肉食の巻貝・タマガイ類の卵と周りの砂粒を粘液で混ぜて作った芸術作品ともいえる卵塊の「砂茶わん」や大きな体のタツナミガイのご夫婦に出会い、名前の由来になっている体内に残る「立つ浪型」の貝殻を触ろうとすると怒って紫色の汁を大量に出され、 毒針を持って狩りをする三角形をした大きなイモガイにも出会いました。 海草藻場に空いた1~2cmの巣穴にすむ赤いトゲアナエビを周りに生えたリュウキュウスガモの海草を使って「トゲアナエビ釣り」の遊びにチャレンジすると、エサの海草のリュウキュウスガモを両手のはさみで取りに来るトゲアナエビとのやり取りが面白く、「すごい力で引かれた!」「草をとられました!」「これは食べられますか?」」とみなさんとても熱心に楽しむことができました。 みんなが一斉に懐中電灯の明かりを消し、足元の海草藻場をかき回すとピカピカと青白く光る夜光虫とぼおっ~と長時間輝くウミホタルをみなさん初めて体験し、「あっ!光った!」「きれい~!」「こんなの見たの初めて!」「4月より良く光ってる!」と興奮しながらとても楽しんでいました。 懐中電灯をつけると二つのイソギンチャクを背負った「高級住宅」に住むヤドカリがいてるのを見つけ、みんなで観察を楽しみました。 帰り道で海底にたくさん見られる「富士山のような砂山」はみんな海のミミズで釣り餌になるゴカイの仲間が砂の中の汚れを栄養として取った後に出したきれいな砂山で、ここでも沖縄のきれいな海づくりに一役買っていることを知りました。沖縄のきれいな海は「ウンコ」でできている!ということで~す! 短時間でいろんな生き物に出合い、「楽しかった!」「また来たい!」という思い出がいっぱいの観察会を無事に終えることができました。 みなさん、お疲れさまでした。 
# by kamijiasobi | 2023-12-11 17:07 | Comments(0)

各種チラシの完成

来年度の三種類の観察会のチラシがラクスル印刷から届きました。ひとつは、1~3月のチラシが1500枚届きました。表紙は1~3月の夜間の2回と昼間の3回の観察会の日程を紹介していますので、皆さんお誘いあわせの上、ご参加下さい。裏面は「2024年度の17回の観察会」の全日程を紹介していますので、四季の海の変化をお楽しみ下さい。二つ目は、観察会の参加者に配布するパンフレットに織り込む観察会の案内を紹介したものです。三つめは、毎年恒例の新入生への入学祝のプレゼントに織り込む観察会の案内を紹介したものです。これらのチラシをご覧頂き、観察会へのご参加をよろしくお願い致します。
# by kamijiasobi | 2023-11-26 17:55 | Comments(0)

10月6日にAさんとマクドで24年度の観察会の日程の検討をし、決定をしました。 おいしいマンゴーのスムージーを飲みながら一時間もかからずにスムーズに終えることができました。 来年度は昼15回、夜2回の計17回の観察会となりますので、みなさんぜひご参加くださ~い。
# by kamijiasobi | 2023-10-07 11:15 | Comments(0)

素晴らしい自然の残るカーミージーの海で楽しく遊びましょう!

by kamijiasobi