2017年 04月 13日
新入生の入学祝い
私たち「カーミージーの海で遊び隊」が入学祝いに「カーミージーの海の生きものたち」のパンフレットを送るようになって4年目になります。
最初の1年目は小学生全員にプレゼントし、
二年目には中学生全員と小学校の新一年生にプレゼントし、これで市内の義務教育を受ける児童生徒全員に16500部を配布することができました。
三年目は「入学のお祝いの言葉」を添え、1500部をきれいに包装してプレゼントするようになり、今年で4年目になりました。
今年も市内の11校の小学校の入学予定者数を市教委に教えてもらい、1500人分のパンフレットと「入学のお祝いの言葉」を用意し、折り込みました。
各校の入学予定者数に10~20部をたしてまとめ、お祝いの紙袋に入れ、各校で手渡してもらえるように依頼書を添えておきました。
リボンをつけお祝いのプレゼントらしくして教育委員会に持ち込むと、「毎年ありがとうございます。」と窓口の方もよく覚えて下さっていて、快く各校に配布することを引き受けて下さいました。
どうもありがとうございます。
4月中には新入生のみなさんの手に届くと思いますので、是非カーミージーの海の観察会にご参加くださ~い!
2017年 04月 10日
4月9日の観察会
いつものように危険生物について学習した後、
海に向かうと岩場にたくさんへばりついたゴマフニナが出迎えてくれ、
岸辺の岩にたくさんあいた穴がカニや二枚貝の住み家で、海をきれいにする役割を持っていること知り、ビックリ!
海に入ると、クロナマコが出迎えてくれ、「触ると固くなる!」ことや「紫色の汁を出す!」ことで魚などの敵を撃退すること、
チクチクするイカリ型の小骨を持ち2~3mに成長するオオイカリナマコにみんなで触れ、
海の中でたくさんの触手を出して泥や砂の食事のようすを観察し、
柔らかい体からなんにでもよくくっつく白い内臓のキュビエ管を出し、魚などから自己防衛をすることを紹介し、ナマコの仲間はみんな泥や砂の中の有機物を採ってせいかつする海の掃除屋さんだ!ということを知ってもらいました。
モズクが自然にたくさん生えているのを手に採ってよく洗って口に入れるとおいしい!ことを体験していると
短時間でたくさん採ってお土産にできたひともいてビックリ!
海草藻場を歩いていくと毒針を持つイモガイや
昔のお金だったキイロダカラ、
毛がいっぱい生えた巻貝のサツマボラ、
きれいな巻貝のチョウセンフデ、
魚のアミメノカエルウオや
ベンケイハゼ、
タマガイが砂と卵を粘液で混ぜて作った卵塊の砂茶わん、
二枚貝のリュウキュウザルボウガイの赤ちゃん、
体の中に貝殻を持つ黒いタツナミガイにさわっていると
タツナミガイの卵塊のウミソウメンに出合ってビックリすることばかりでした。
海草を束ねて1~2cmの穴に棲む赤いトゲアナエビ釣りを楽しんで帰ることになりました。
帰り道で、ゴカイの仲間の水中花のようなケヤリムシや絶滅危惧種のカサノリを見つけてとても盛り上がりました。
楽しくお土産一杯の観察会を無事に終えることができました。
みなさん、お疲れさまでした。
2017年 04月 03日
5~7月のチラシの完成
3か月間の観察会を一枚にまとめると印刷費が三分の一になりますし、参加希望者には都合の良い日を選択できるというメリットがあり、なぜ今まで気が付かなかったの?と不思議でなりません。
それも、裏面をパンフレットで紹介しきれなかった生きものたちを紹介するシリーズを開始し、今回がNo.2となりました。
何年も撮りためた貴重な写真がいっぱいありますので、No.100までを予定しています。みなさん、ご期待下さい。
このチラシは、観察会参加者にはお配りしていますが、県下では、浦添市役所玄関ロビー受け付け、市環境課、市中央公民館、市図書館、隠れ家カフェ清ちゃん、
コープ牧港店、那覇市牧志ほしぞら公民館、環境省漫湖水鳥湿地センター、県立博物館・美術館、県立図書館、泡瀬ウミエラ館、宜野湾市立博物館に置かせて頂いていますので、是非ゲットして下さ~い。
2017年 03月 31日
浜下り(はまうり)観察会
那覇市の「風のうた保育園」は毎年泡瀬でこの伝統行事を行ってきたそうですが、今年は近場のカーミージーの海を訪れてくれました。
天気が良いものの風が少し強めな中、明るくて元気な4歳の女児ばかり16人と3人の先生とスタッフ5人が集まってスタートし、最初に危険な生き物の学習をすると、とても熱心に聞き入り、反応も大きく元気な質問もいっぱい出ていました。
海に向かうと貝殻が一杯落ちているのを見つけ大喜びし、潮が引いて乾燥を防いで集まっているゴマフニナを紹介されると反応が大きくにぎやかなこと!
岩場にたくさんあいた穴はカニや二枚貝の住み家で、エサを採ることできれいな沖縄の海を作っていることを説明すると、「へぇ~~!」と驚いたようでした。
海に入ると、湧き水のせいで冷たくて「ギャ~~!」とひと騒ぎになり、
少し歩いて温かい沖縄の水になったところでクロナマコに出合い、みんなでさわって「かたい!」「変な紫色の汁を出している!」とひとしきり盛り上がりましたが、
貝殻を体内に持つタツナミガイにはピンとこなかったのか反応はいまひとつでした。
モズクを紹介してきれいに洗って口にするのを実演すると、にぎやかにモズクをゲットし、
お土産にする分を見せてくれたりとみなさんとても嬉しそうで、
オオイカリナマコが見つかると、元気な手がいっぱい伸びて来て「チクチクする!」と大騒ぎになりました。
他にも貝の卵の塊の砂茶わんや
お金として使われたキイロダカラに出合いとても嬉しそうでした。
大きなブロックに着いたフジツボやオハグロガキ、カサガイ、オニヒザラガイなどはみんな生きていて、満潮の水深2mになるとみんながエサを採ってきれいな海づくりに貢献していることを話すと不思議そうにしていました。
足元に生えている海草のリュウキュウスガモを束ねて、1~2cmの穴に棲むトゲアナエビ釣りの遊びは、
「草をちぎられた!」「強く引っ張られた!」と大喜びで楽しみました。
はしゃぎまわって服が濡れ、風が強くなってきて「寒い~~!」という子が出だしたので早く終わることにした帰り道で、砂もぐりの名人で砂に潜ってヤドカリが通るのを待ち伏せて襲うソデカラッパを見つけ、
砂もぐりのようすを何回も繰り返して観察し、「じょうずにもぐってる!」「眼だけ出てる!」「もう一回やって!」と大喜びすることができ、「楽しかった!」「また来たい!」と感想を言いながら無事に元気で賑やかな観察会を終えることができました。
みなさん、お疲れさまでした。
2017年 03月 30日
下見&海の散策
今日は天気も良くとても温かく、潮の引きも大きいので、50人ほどの人がアーサー採りや海遊びに繰り出していました。
いつもとは違うコースを歩いてみると、モズクがたくさん繁殖して、年々北上していることが分かりました。
お孫さんは前回(2017.3.12、参照)よりも大きなクロナマコを手渡されても我慢できていましたし、
ニモを見に行く意志を強く持って歩く姿が素晴らしく、そんなお孫さんを見てAさんもとても嬉しそうでした。
途中で、よそのおじいさんから小さなクモガイをプレゼントされたものも少し怖そうにつかんだり、自分からクロナマコをつかんでも平気になったりして、素晴らしい成長ぶりが見られました。
ニモ(カクレクマノミ)の住むイソギンチャクに着き、2匹のニモがイソギンチャクの下から顔を出すのを見て、「ニモ!ニモ!ニモ!」と大喜びしていました。
ここでAさんとはお別れし、いろいろ散策してみると、毒針を持つイモガイがたくさんいてビックリ!
それがティラジャー(マガキガイ)と同じ生活範囲にいますし、
外洋性の藻類のケガキノリや
アオヒトデや
とても大きなクモガイがいたり、
珍しくておいしいというミミガイにまで出会ってビックリ!
最後に、道路工事現場の監督さんに出合って仮設トイレの使用をお願いすると快諾して頂くとともに、「ブログを見ていますよ!」と嬉しいお言葉も頂き、観察会の準備はOK!となりました。